どうも!
高校野球を愛するつっつーです!
2018年の夏の甲子園は雨天順延がなくあっという間に過ぎていきましたね。
大会前の期待通り、目が離せない試合が目白押しでした。
そこで、本記事では、2018年の第100回大会の各都道府県の出場校の甲子園での成績を地方ごとに考察してみました。
目次
近畿勢の第100回大会の戦績
近畿勢の第100回大会の戦績を以下にまとめました。
高校名 | 所属県 | 戦績 | 勝数 |
明石商 | 西兵庫 | 1回戦 | |
報徳学園 | 東兵庫 | 8強 | 2勝 |
大阪桐蔭 | 北大阪 | 優勝 | 6勝 |
近大付 | 南大阪 | 1回戦 | |
近江 | 滋賀 | 8強 | 3勝 |
龍谷大平安 | 京都 | 3回戦 | 2勝 |
奈良大付 | 奈良 | 2回戦 | 1勝 |
智辯和歌山 | 和歌山 | 1回戦 |
近畿勢は今大会は14勝を挙げています。
明石商(西兵庫)、報徳学園(東兵庫)
明石商 1回戦 対八戸学院光星(青森) 8-9 ●
報徳学園 2回戦 対聖光学院(福島) 3-2 ○
3回戦 対愛工大名電(西愛知) 7-2 ○
準々決勝 対済美(愛媛) 2-3 ●
明石商の初戦は壮絶な打ち合いとなりました。
2回までに6点を失うなど終始リードされる展開でしたが、4回に4点、7回に3点とビックイニングを2回作り同点で延長にまで持ち込みました。
しかしながら延長10回に勝ち越され、激戦の末、残念ながら初戦敗退となりました。
報徳学園は2回戦からの登場となり、初戦は接戦の末、12年連続出場の聖光学院を下しました。
3回戦の愛工大名電戦は先制されましたが、3回に4点、5回に3点と集中打を浴びせて快勝しました。
準々決勝の済美戦は、1点を争う好ゲームになりましたが、巧打者の小園選手をノーヒットに封じられ、9回1点差まで迫り、なおも一打同点までいきましたが、あと一歩及びませんでした。
大阪桐蔭(北大阪)、近大付(南大阪)
大阪桐蔭 1回戦 対作新学院(栃木) 3-1 ○
2回戦 対沖学園(南福岡) 10-4 ○
3回戦 対高岡商(富山) 3-1 ○
準々決勝 対浦和学院(南埼玉) 11-2 ○
準決勝 対済美(愛媛) 5-2 ○
決勝 対金足農(秋田) 13-2 ○
近大付 1回戦 対前橋育英(群馬) 0-2 ●
今回の第100回大会優勝した大阪桐蔭の初戦は強豪作新学院でしたが、7回まで1-0と下馬評通り1点を争う好ゲームとなり、最終的には大阪桐蔭が接戦をものにしました。
2回戦の沖学園戦は結果だけ見れば快勝でしたが、6回までは一進一退の攻防で3-3でした。
最終的には4回以降毎回得点で沖学園を突き放して勝利しています。
3回戦の高岡商戦も投手戦の末勝利し、準々決勝の浦和学院戦では、相手の好投手渡辺投手に一発攻勢で勝利しました。
準決勝の済美戦は序盤は相手の山口投手の投球術に苦しみ2-2の展開でしたが、5回に3点を勝ち越し、そのまま逃げ切りに成功しました。
決勝では金足農の吉田投手を5回までに12点を取り打線で打ち崩して、史上初の春夏連覇2回目を達成しました。
一方、同じ大阪から出場した近大付は初戦の前橋育英戦は序盤に失った2点のみが響き、最後まで相手の恩田投手を打ち崩せず残念ながら初戦敗退となりました。
近江(滋賀)
近江 1回戦 対智辯和歌山(和歌山) 7-3 ○
2回戦 対前橋育英(群馬) 4-3 ○
3回戦 対常葉大菊川(静岡) 9-4 ○
準々決勝 対金足農(秋田) 2-3 ●
近江は初戦で優勝候補の智辯和歌山と対戦し、本塁打攻勢で快勝すると、2回戦の前橋育英戦は序盤リードを許したものの中盤に追いつき、9回サヨナラで勝利しました。
3回戦の常葉大菊川戦は、終盤追い上げられたものの、小刻みに得点を積み上げ快勝し、迎えた準々決勝の金足農戦では、1点を争う好ゲームとなりましたが、終盤に吉田投手を打ち崩すチャンスを逸し、9回1点リードの場面、無死満塁から逆転ツーランスクイズを決められ残念ながら敗退となりました。
とはいえ、敗戦後に甲子園の土を集めながら吉田投手をたたえる音声が拾われ、悔しさの中にも清々しさも持ち合わせていたのが素晴らしいなと印象に残りました。
龍谷大平安(京都)
龍谷大平安 1回戦 対鳥取城北(鳥取) 3-2 ○
2回戦 対八戸学院光星(青森) 14-1 ○
3回戦 対日大三(西東京) 3-4 ●
今回の第100回大会の龍谷大平安は甲子園通算100勝がかかる大事な大会でしたが、
初戦の鳥取城北戦は1点を争うしびれる展開になり、8回に2-0から2-2に追いつかれましたが、9回サヨナラで甲子園通算100勝を達成しました。
2回戦の八戸学院光星戦は、序盤に6点、終盤に8点と打線が爆発し圧勝しました。
3回戦の日大三戦は、終始リードを奪われる苦しい展開でしたが取られたらすぐに取り返して同点に2度追いつきました。
しかし最後は振り切られ1点に泣く形となりました。
奈良大付(奈良)
奈良大付 1回戦 対羽黒(山形) 4-1 ○
2回戦 対日大三(西東京) 4-8 ●
奈良大付は初出場ながら硬さは一切見られずのびのびプレーしているのが印象的で、初戦の羽黒戦は初回に先制すると、中盤の中押し、終盤のダメ押しと小刻みに得点を重ね、甲子園初勝利を手にしました。
2回戦は強豪日大三と対戦し、この試合は逆に終始リードを奪われる劣勢となりました。
敗れはしましたが、6回に上野選手がスリーランホームランを放つなど随所にいいところをみせてくれました。
智辯和歌山(和歌山)
智辯和歌山 1回戦 対近江(滋賀) 3-7 ●
今回の第100回大会で優勝候補に挙げられていたセンバツ準優勝の智辯和歌山は、同じ近畿勢の近江に敗れ、まさかの初戦敗退となりました。
この試合、先制したのは智辯和歌山でしたが、中盤以降、近江打線に小刻みに得点を重ねられ、終わってみれば4点差での敗戦となりました。
まとめ
優勝した大阪桐蔭が群を抜いていますが、それ以外にも4校が初戦突破し、うち3校は2勝以上をしていることから相変わらず近畿勢は強いなという印象を持ちます。
来年以降も打倒大阪桐蔭でベクトルが同じ近畿の大阪桐蔭に向くと思いますので、同地区に目標チームがあることが相対的に近畿のチームのモチベーションを上げる相対効果になりそうですね。
来年以降も近畿勢に注目しましょう。